四番虫だより No.1

衛生について関心が高くなっている今日この頃、皆様に情報を提供できればと思い始めました。

イメージキャラクター シバンムシの柴田君(♂)
〜四番虫だより〜の由来について〜
「四番虫だより」の由来ですが、食品害虫である「シバンムシ」の響きが好きであるという、個人的な理由からと、シバンムシは漢字で「死番虫(中世ヨーロッパでシバンムシの発するカッチ、カッチ・・・という音が死の使いが持つ時計の音に似ている等の迷信があった為この名前が付いたと言われている)」と書きますが、このままではイメージが悪いと思い、「死番」を「四番」に変えたという単純発想からつけました。
製作担当:大友清晃・編集担当:春成美和

〜 特集 〜
「法医昆虫学」(虫に関する用語集)
死体についた虫を採取・分析して、死亡時刻の推定をはじめとする、重要な証拠や手がかりを得る手法。犯罪捜査の新手法として注目され、アメリカでは1980年代から本格的な研究が始まっている。野外に放置された死体には、気温などの条件さえ整っていれば死後10分以内にハエがやってきて卵を産む。卵から孵ったウジは死体を食べて成長し、死後数日ともなれば、おびただしい数のウジが体内で集塊を形成。すると、そのウジを食べるハチなどの虫がやってくる。さらに時間がたてば死体は乾燥して硬くなり、ウジはもう死体を食べることが出来なくなる。すると今度は、乾燥して硬くなった組織を食べる虫がやってきて死体にとりつく。その頃にはウジは死体から去って蛹や成虫になっている。死体の上の虫は成長し、変化していくが、その過程はいつもほぼ同じ。周囲の温度との関係をみれば、成長や変化のスピードも予測することができる。
ハワイ大学マノア校甲虫学教授マディソン・リー・ゴフが著書『死体につく虫が犯人を告げる』(草思社)の中で詳しく解説している。
- ペスト -
(衛生生物)
●冬でも発生する蚊●
カは蚊取り線香のCMでも分かる様に「夏の虫」というイメージが強い虫ですが、1960年代に冬でも「カ」に刺される被害が報告されました。「冬なのにカに刺されたみたいに腕が痒い」これは低温に比較的強いカ、「チカイエカ」が日本で発見されたためです。デパート・ホテル・都市部での被害が多い様で、主にビル内のマンホールから発生しています。カは夏にだけ問題を起こす虫ではなくなっているの
です。また、この「チカイエカ」はアメリカでウエストナイル脳炎を媒介するという報告があり、大きな問題となっています。冬にも発生する「チカイエカ」に気をつけましょう。

PCが作った捕虫器完成!
MP-BIG1
ある話題になった大型捕虫器を当社でも取り入れてみましたが・・・お客様から「モニタリングが出来ない!(やりにくい)」や「故障しやすい!」「高い・重い!」等の声が多く、ならば当社で新しく使いやすい捕虫器を考えよう!と開発したのが左写真の新型捕虫器≪MP-BIG1≫です。
4本の捕虫灯と4本の捕虫紙を使用。また、中に反射板としてステンレス板が設置されているため、捕虫灯の効果がより発揮されている誘引力・捕虫力抜群の捕虫器です。
MPシリーズで有名な捕虫器製造メーカー『ベンハー芙蓉(株)』さんの御協力を元に製造しました。どこも扱っていない当社オリジナルブランドです。従来のMPシリーズを元にしているので、使いやすさは周知の通りです。価格も従来の大型捕虫器に比べ低価格に設定しております。