ツメダニ科
フトツメダニ
成体の体長は0.5〜0.8o。他のダニや小型の昆虫などを捕らえその体液を吸う捕食性のダニ。畳に多く見られ餌となるダニが増えるとそれにつれて増加し、偶発的に人を刺すことがある。

オオサシダニ科
イエダニ
成体の胴長は約0.7oだが、吸血すると1o以上にもなる。 ドブネズミやクマネズミ等から吸血するが人からも吸血し激しい痒みの原因となる。人への被害は大量発生時やネズミ等の吸血源がいなくなった場合に多く発生する。

コナチャタテ科
ヒラタチャタテ
成虫の体長は1〜1.3o。単為生殖をする。屋内に普通に見られ、戸棚や書籍・畳・乾燥食品類などから見つかる。高温多湿時に大発生する。


 

カツオブシムシ科
ヒメマルカツオブシムシ
成虫の体長は約2.5o成熟幼虫の体長は約4o。北海道から九州にかけて分布。幼虫が毛織物や毛皮・乾燥動物性食品を加害する。成虫は産卵後野外に出てキク科植物の花に集まる。

アブ科
ヤマトアブ
成虫の体長は17〜23o。7〜9月にかけて成虫が見られる。北海道から屋久島まで分布し、人畜から吸血する。幼虫は森林内の落葉の下等で見られる。

カメムシ科
クサギカメムシ
成虫の体長14〜18o。成虫で越冬し、越冬場所を求めて晩秋から初冬に屋内に侵入して悪臭を放ち不快害虫として問題になる。本州・九州・四国に分布するが越冬侵入による被害は東北や北陸地方等の山間部で多発する。


 

タカラダニ科
ハマベアナタカラダニ
成虫の体長は約1o。元は海岸岩上の草地で見られたが、近年、ビルの壁面・家屋の塀や外壁等を多数で徘徊する様になる。4月の下旬から6月に見られ、赤色で動きが速い。人に対する刺咬性・生活史等については不明。

アリ科
ヒメアリ
職アリの体長2〜2.5o。北海道や東北北部を除き全国的に分布。朽木の中や家の羽目板の隙間等に営巣し、砂糖や、乾燥食品等の餌を求めて屋内にも侵入する。昆虫の死骸にもよく集まる。