ダニの種類
ダニの種類は世界中で現段階では少なくとも1万種類以上のといわれておりますが
ここでは家庭でよくみつかるダニを紹介します。

ヒョウヒダニ
ヒョウヒダニ 一般の家庭に生息しているダニの中で最も数が多い。室内のホコリの中に含まれるチリやフケを食すといわれている。 寝具・カーペット等ホコリのたまりやすい場所では大量発生しやすい。体色は半透明で肉眼では見えにくい。
ケナガコナダニ
ケナガコナダニ 米・麦等の穀物・カツオ節等の乾燥食品に発生する食品害虫である。畳・藁・住居用材等からも発生する。 ケナガコナダニ発生後、コナダニを捕食するツメダニが連鎖的に発生することもある。

ツメダニ
ツメダニ ヒョウヒダニやコナダニを捕まえ、体液を吸う捕食性のダニ。室内での生息はあまりみられないが、新築家屋や新しい畳 で大発生することがある。人を刺す。刺された時は分からないが、刺されてから8〜48時間後に赤く腫れ、かゆみが起きる。
イエダニ
イエダニ ネズミに寄生する吸血性のダニ。ネズミの室内侵入や営巣があると室内に侵入する事がある。特に宿主であるネズミが死んだり巣を離れた時人を刺す。刺されるとすぐに激しいかゆみが起きる。吸血したものは赤色や黒色にみえる。

トリサシダニ
トリサシダニ 鳥類に寄生する吸血性のダニ。スズメ・ムクドリ・ドバト等が人家周辺に営巣している時に侵入する事がある。イエダニと同様、宿主の鳥が死ぬ、もしくは巣を離れた時に人体に加害。通常時の体色は乳白色で吸血したものは赤色や黒色にみえる。
ササラダニ
ササラダニ 多くは土壌中に生息しているが、家屋内での生息も少なくない。カビを主食としており、カビの生えやすい場所や畳、藁で発生する。ツメダニに捕食される為、連鎖的にツメダニが発生する事もある。

ダニは温度25〜28℃、相対湿度65〜80%の時によく増殖します。
6〜8月は最もダニが増えやすい時期となっています。